CFA試験の効率的な勉強方法

CFA試験を効率的に合格するための3つのヒントを紹介します。

1)短時間で理解できる英語力と基礎知識を磨くこと

CFAレベル試験は、朝と午後のセッション合計6時間の試験です。
レベル1と2は3択問題です。レベル3は3択と記述問題となります。

レベル1では択一試験が240題出題されます。つまり、問題ひとつについて、90秒で回答することとなります。
文章の量は答えを含めて、数行から10数行となります。普段、英語に慣れていないと、知らない単語が出てきて躓いてしまうことがあります。
ただし、専門用語が多いので,なれてしまえば大丈夫です。なるべく、多くの金融英語に慣れ親しむことをお勧めします。
レベル1では、それぞれが独立した問題なので、わからなかった問題を飛ばしても、最終的に合格点に達すれば、レベル1試験は合格できます。

レベル2では、午前、午後5つのミニケーススタディを解くこととなり、1ケース6問の質問が用意されています。
また、レベル2では1問180秒となります。でも、一問あたり時間が倍になったということは、それだけやさしくなったわけでなく、質問を解く為の準備時間が長いということです。また、文章量も多くなります。
しっかりと、問題を読んで、理解して、問題を解くようにしましょう。
一問間違えると、すべての問題が間違える可能性もあります。細心の注意を払いましょう。

BIG3を完璧に覚える

レベルによって、科目の比重が異なってきます。その中で、BIG3という3大重点科目では90%以上を目指して勉強することをお勧めします。
また、レベルによって取り組み方が変えたほうが良いと思います。

参考 科目配分

2017年度CFAレベル1、レベル2試験の科目配分

Topic Area Level I Level II 変化
Financial Reporting and Analysis 20 15-20 ▲5~0
Ethical and Professional Standards 15 10-15 ▲5~0
Quantitative Methods 12 5-10 ▲7~▲2
Economics 10 5-10 ▲5~0
Equity Investments 10 15-25 ▲5~15
Fixed Income 10 10-20 0~10
Corporate Finance 7 5-15 ▲2~8
Portfolio Management and Wealth Planning 7 5-10 ▲3~3
Derivatives 5 5-15 0~10
Alternative Investments 4 5-10 1~6
Total 100 100  

 

レベル1ではBIG3の攻略が大事

レベル1では、Financial Reporting and Analysis、Ethical and Professional Standards、そしてQuantitative Analysis Methodsをマスターすることが大事です。
この3教科で47%です。
また、これらの科目はEquity Investment、Fixed Income Investments、Corporate Finance、Derivatives等の基礎科目です。
これらの6科目のウェイトは62%となるので、この6教科でしっかりと得点できれば、合格へ一歩近づきます。

CFAのテキストでは、倫理から始まります。これは絶対に落とせない科目ということもありますが、やはり、CFAとしてしっかりとおさえておきたい内容なので、最初に来ていると思っています。ただし、受験勉強では少しアレンジしましょう。

レベル2のBIG3は、Financial Reporting and Analysis、Ethical and Professional Standards、債券です。引き続き、会計が高い比率を維持しており、株式も大幅に比率が高まっています。ここでは、ウェイトの上昇が大きい、株式、債券、デリバティブもしっかりと勉強していきましょう。

レベル2ではより戦略的に取り組むことをお勧め

私がお勧めするCFAレベル2勉強方法は、難易度、得点配分、関連性から3つのグループに分けます。そして、最初に、会計、株式の順番(グループ1)で勉強します。この2科目で40%近く占めています。手ごわい問題も多いですが、まずはこの科目でそれぞれ80%以上は取れるようにしましょう。

次に、ファイナンス、経済、統計(グループ2)といった、それぞれ独立した内容が多けれども、とても基礎的な内容が多いです。ファイナンスは、株式で学んだ復習も兼ねています。また、オルタナティブの問題を解くのに必要な基礎知識も出てきます。そして、グループ3が、デリバティブ、債券、倫理、数理、オルタナティブの勉強をお勧めします。特に、デリバティブは債券に関連した基礎知識が学べるので、この順番が良いかと思います。

 

Topic Area Level II セット数
Financial Reporting and Analysis グループ1 15-20 3-4
Equity Investments グループ1 15-25 3-5
Fixed Income 10-20 2-4
Ethical and Professional Standards 10-15 2-3
Corporate Finance グループ2 5-15 1-3
Derivatives 5-15 1-3
Quantitative Methods グループ2 5-10 1-2
Economics グループ2 5-10 1-2
Alternative Investments 5-10 1-2
Portfolio Management and Wealth Planning 5-10 1-2
Total 100 20

3)とにかくアウトプットをする。

CFAレベル1の試験は、とにかく問題を理解し短時間で回答する事が合格の決め手です。
過去問だけを解き合格したという声もありますが、レベル2ではそれだけでの合格は難しいです。
全レベルを合格したいのであれば、最も基礎となるレベル1をしっかりと理解することがCFA取得への近道となります。